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南川
【みながわ】


那賀郡木頭(きとう)村南部を流れる川。那賀川右岸の支流。延長16.0km,流域面積70.2km(^2)。北川(那賀川本流)に対する名称。高知県境の西又山に発し,本流との合流点付近では著しい穿入蛇行をなす。本支流の水源付近にはブナの天然林,中流・下流では両岸にスギ・ヒノキの美林が育ち,県内の代表的林業地である。渓流はアマゴ(アメゴ)の釣場として著名。中流に美那川キャンプ場がある。キャンプ場上と南西の宇井ノ内の蛇行跡の林道脇にはAT火山灰(姶良(あいら)カルデラ噴出物,約2万1,000~2万2,000年前)が堆積しており,付近の河床が1,000年に約1mの割合で下刻されていることがわかる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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