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拇指岳
【おやゆびだけ】


小豆(しようず)郡内海(うちのみ)町橘にある山。標高372m。親指のみを30°ほど広げた人の手に似るところからこの名がある。親指に当たる岩壁は,約150mの高さで,傾斜角は60°以上である。瀬戸内海系火山岩類噴出の第1期火山活動の終末期に当たる,今から約1,500万年前に形成されたと考えられ,岩肌は安山岩で岩質が硬く,ロッククライミングの訓練場にもなっている。小豆(しようど)島の南東部地域の広範囲から見ることができ,男性的な姿は住民や観光客の目を楽しませている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198115