100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

挿頭山
【かざしやま】


綾歌郡国分寺町と綾南(りようなん)町の境界にある山。北半分が国分寺町,南半分が綾南町に属する。標高134m。花崗岩からなる円錐形の小高い山で,頂上には竜神が祀られており,毎年6月25日には,綾南町の十塚山原の人々が宮司を招き祭りを行う。第2次大戦前までは,日暮れ頃から松明に火をつけ,藁を担いで頂上に登り,火をたいて雨乞を祈願していたという。昭和49年には,綾南町側の山麓に朝日団地が,国分寺町側にかざしが丘団地がつくられ,山麓は次第に住宅地に姿を変えている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198142