香色山
【こうしきざん】

善通寺市善通寺町・善通寺町１～７丁目にある山。標高153.2m。火上山・中山・我拝師(がはいし)山・筆の山を合わせて五岳と呼ぶ。流紋岩からなり，円錐形をなす。「多度郡屏風浦善通寺之記」には「香色山は秋の黄葉になぞらへ……名つくとみへたり」とあるが，現在，山腹はアカマツに覆われている。真言宗総本山善通寺のすぐ西に位置し，頂上からは善通寺市街地が間近に見える。東麓にある五智院を起点とする1,600mの遊歩道が山裾を巡り，そこにミニ四国八十八か所と呼ばれる一寺一仏石像88が配され，健康づくりを兼ねた市民の参拝者が，連日早朝から訪れている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7198473