角川日本地名大辞典 四国地方 香川県 15 甲山【こうやま】 善通寺市弘田町にある山。標高87.2m。角閃安山岩からなり,縦方向の柱状節理が発達している。東側は採石のために大きく削り取られている。山名の由来を「翁嫗夜話」は「山形甲に似たり,よりて甲山と名づく」と伝える。山頂周辺には天霧城の支城として朝比奈弥太郎が築城したと伝える甲山城跡がある。東麓には四国霊場八十八か所第74番札所真言宗医王山多宝院甲山寺がある。空海の建立と伝え,本尊に薬師如来坐像を祀る。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7198503