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五瀬山
【ごせやま】


大川郡志度町のほぼ中央部の末(すえ)と鴨部の間にある山。標高243m。山名は,稜線の形が馬の背に似ていることから午背山と呼ばれるようになり,その異表記という説,また,山の北側の尾根続きに石鎚神社があり,その前(南側)の山であることから御前山と呼ばれるようになり,さらに転化したという説など諸説あるが,五瀬の字を当てるようになったのは比較的新しい。志度町内有数の名山で,今ではまったく行われなくなった雨乞の行われる山としても知られた。かつては松に覆われた美山であったが,松食虫の被害のためかつての面影はない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198540