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紫雲出山
【しうでやま】


三豊郡詫間町の荘内半島の中央部に位置する山。標高352m。花崗岩を基盤に安山岩を頂上部に頂くメサ状溶岩台地。上層部にアカマツ・アキニレ等,中層部にクヌギ・タマツバキ・ムクノキ等,下層部にアカマツ・クロマツ・ヤマハギ等を主とする混交林が覆う。荘内半島一帯には古来,浦島太郎伝説が存在し,半島各所に生里(なまり)・箱(はこ)・仁老浜(にろはま)等,この伝説にちなむと思われる地名が存し,当山名も浦島伝説に基づくものと推定される。山頂は極めて眺望が良く,瀬戸内海国立公園の各所を望み,昭和37年,展望台が設置された。山頂へは昭和35年以来,舗装された登山道が通じる。現在は観光地として脚光を浴びる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198674