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千羽岳
【せんばだけ】


小豆(しようず)郡内海(うちのみ)町橘にある山。標高371m。小豆(しようど)島の東部を南北に尾根が続き,その中ほどに位置し,橘地区の北西に当たる。周辺の山体は手を握り親指を立てた形をしており,親指に当たる方を拇指岳,他を千羽岳と呼んで登山やハイキングコースになっている。幕末の「小豆島名所図会」の仙坡ケ岳の項に「峰つらなりて大指を立たるごとき一峰あり,俗に指が岳といふ」とあり,地元でも拇指岳と千羽岳は1つの山として扱われている。地質は安山岩が浸食に耐えてそびえ立ち,海から急激に高くなっているため高度感があり,播磨灘から内海湾,島の山並みなど眺望が開けている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7198905