角山
【つのやま】

綾歌郡宇多津町と，その東の坂出(さかいで)市との境にある山。標高184m。基盤の花崗岩の上に安山岩をのせた円錐形の孤峰で，典型的なビュート。山名は，宇多津町一帯が古くは津ノ郷と呼ばれたことにちなむ。山麓はミカンなどの果樹園や畑作地として開墾され，住宅も増加してきている。瀬戸大橋（本州四国連絡橋児島坂出ルート）の四国側の道路部分が西側山腹を通る予定で数年のうちに山容は大きく変わると予想される。山頂からは坂出市や宇多津町が一望できる。登り口は坂出市側と宇多津町側にあるが，いずれも十分に整備されていない。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7199123