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女井間池
【めいまいけ】


かつては雌沼(めぬま)と呼ばれた。木田郡三木町池戸の北部にあり,西隣の男井間池と雌雄一対の池を形づくる溜池。堤高3.7m,堤長129m,貯水量12万8,600m(^3),満水面積6.5ha,受益面積30ha。溜池としては大きくはないが,築造は男井間池とともに古く,今から1,200年前,延享年間という。昔から保水性が悪く,水源確保には苦労をしてきたようである。池周辺は三木町では比較的古くから開けたところで,多くの古墳があり,また,池の北方の丘陵地には,奈良期に建立された始覚寺の遺跡がある。池には蓮が植生し,夏ともなれば蓮池の観がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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