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秋知川
【あきちがわ】


喜多郡河辺村を東から西に流れる川。河辺川の上流部。旧周智郷(北平村・小屋村)を流れるので周智(すち)川ともいい。須知・雀打とも書く(大洲旧記)。河辺村の東端にある雨乞山(1,213m)を水源地とし,大字北平・三嶋・河都(かわと)を経て大字植松の出合(海抜200m,ここで北岸支流の木菱川と合流して河辺川となる)に至る延長約13kmの穿入蛇行型峡谷(比高300~500mのV字谷)。途中に神納・帯江・坂本・寺藪などの谷底集落があるほか,比高50~250mの狭い各段丘緩斜面にも小集落がみとめられる。渓谷は秩父古生層北縁部の地層に沿っており,珪岩類の美しい川石でも知られている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200121