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内川
【うちかわ】


温泉郡重信(しげのぶ)町から松山市を北西に流れる1級河川。重信町大字樋口(ひのくち)に源を発して,松山市古川に至って重信川に合流する。河川延長14.013km,流域面積42.7km(^2)。主な支流として悪社(あくしや)川がある。生命(いのち)川という別名をもつほど松山平野の用水源として重要である。流域の地質は,上流の山地では,中生代の和泉砂岩からなり,山麓には旧期扇状地がみられる。中・下流は松山平野を西流する。松山市南土居にある立待(たちまち)堰は,内川筋にあり,180余haを灌漑する。藩政期には船底の浅い小舟をひきあげ,松山市高井の西林寺の所から吉田浜へ米を運んでいたといわれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200446