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大谷池
【おおたにいけ】


周桑(しゆうそう)郡小松町大字南川にある池。周囲約1,600m,面積10万5,227m(^2),有効貯水量110万t。池に建つ頌徳碑によれば,森田恭平翁と今井巻郎翁は郷土の食糧増産を企画し,明治・大正にわたり土地改良の緊要を力説。大正3年大谷川をせき止めて築造し,大正10年県下最大の灌漑貯水池として完成した。さらに畑・林野等100ha余の耕地整理を完成し,水田70haの出現をみたという。現在,大谷池は南川地区の水田100haを灌水する。この池は遊園地として遊歩道が池をめぐり,堰堤にはサクラやツツジが植えられ,サクラの季節には花見客でにぎわう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200619