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大曲川
【おおまがりがわ】


東予市中部にある川。河川延長3.4km。同市周布(しゆふ)に源を発し燧(ひうち)灘に注ぐ。川名は流路がこの地域の平野部の最も低い所を結んで人工的につくられたもので,大きく曲流しているところから名づけられた。東予市の河川のうちで最も水量が多く,旱魃の時にも涸れることがないという。流路の沿岸には湧泉が多く分布し,各所に設置された堰によって水の不足する新川方面へも送られている。下流には富士紡績壬生川工場の貯水池があり,パイプで送水されている。また河口には古くから港が形成され,港の周囲に成立した集落を三津屋という。現在は東予港壬生川地区となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200660