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餓鬼ケ森
【がきがもり】


上浮穴(かみうけな)郡久万(くま)町大字東明神と大字上畑野川の境にある山。標高954m。ピラミッド型の山容で,頂上付近は巨岩よりなり,地元では「小石鎚」ともいう。頂上に権現が祀られ,かつては鎖を繰って参拝したというが,今は登る人も少ない。山名の由来は,この山に昔から鬼が住んでいたとの言い伝えによる。この鬼はおそらくこの山に来る行者の挙動不審な者への恐怖心を表したものであろうと思われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7200770