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忽那山
【くつなやま】


松山市の西部にある山。標高49.1m。西は伊予灘に面する小分離丘陵。「温故録」に「北吉田村海岸に在り,一に轡山といふ。忽那島泰山城主忽那式部少輔の旧城なりと云。永禄中忽那伯耆守通景居る」とある。地質は北半が黒雲母ホルンフェルス,南半が塩基性ホルンフェルスの変成岩からなっている。周辺は砂丘地帯で藩主の御鷹場であった。第2次大戦終戦前,当山は陸軍の実弾射撃場の的場に使用されていたが,現在は工場に囲まれ,臨海工業地帯の中にある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201218