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久万ノ台
【くまのだい】


松山市の北西部にある分離丘陵。標高27m。久万ノ台公園となっており,真言宗智山派の成願寺があり,文政年間に久枝新池を開いた古三津村の百姓岡田新五郎の頌徳碑が立っている。昭和49年西麓に松山西高校が開設された。この付近の地質は久万ノ台層と呼ばれ,伊予鉄高浜線衣山駅の西北部から,久万ノ台・西山にかけて分布し,おもに礫岩で,部分的に砂岩・泥岩を含み,安山岩・変成古生層・花崗岩などからなっている。礫の大部分は著しく風化しており,いわゆるくさり礫となっている。眼下に三津浜の街,松山港の沖合いには興居(ごご)島の小富士が望まれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201241