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高麗池
【こうらいいけ】


今治(いまばり)市南部の旦にある用水池。桜井地方では最大で面積約3ha,貯水量4万t,灌漑面積は90ha。伝承では天智天皇のころ百済人の指導で,村人が負子で土を担ぎ,盛り,竹の樋により築堤し,その後越智守興により拡張されたと伝える。江戸期にも数回改修が行われ,昭和29年に現在の大きさとなった。池の周囲には高地古墳などの古墳群があり,国分寺・国分尼寺が下方にある。付近から和同開珎・唐銭・宋銭などが数回出土している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201363