権現山
【ごんげんやま】
宇和島市の南東部にある山。標高952m。宇和島市の東方に連なる鬼ケ城山系の主峰鬼ケ城山から西に延びる山稜上にそびえる。地質はホルンフェルスで,堅牢な岩石が浸食から取り残されて形成された急峻な山地である。山頂には山高神社があり,大山積命・須佐之男命・少彦名命を合祀する。山麓の薬師谷には山高権現の本地仏として薬師如来が祀られている。祭礼は旧暦の6月17日・18日で,薬師谷地区の者のみならず,権現講が組織されていた宇和島地方一円から,信者が参詣したという。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7201480 |