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笹ケ峰
【ささがみね】


西条市と高知県土佐郡本川村との境にある山。石鎚国定公園のうち。笹ケ峰から北に延びる尾根は新居浜市との境界をなす。標高1,860mで,石鎚山・二ノ森・瓶ケ森に次ぐ県内第4位の高山。広くササでおおわれている。北側の山腹1,470mから1,520mにかけて,標高1,545mの丸山を中心とした10haほどの高原が広がり,東予地方のスキー場として親しまれている。中予地方のスキー場に比べ,標高が400mないし500mも高いので雪量も多く,雪質がよいことでも知られる。平均して3月末ないし4月初旬頃までスキーが楽しめる。頂上は市内から見るとなだらかな亀の甲に似た形をしており,山頂に神社がまつられている。頂上から西へ延びる縦走路を行けば,寒風山(1,765m)・桑瀬峠を経て寒風山トンネル北口に降り,また東の縦走路はチチ山(1,855m)・七番越(1,180m)・西山(1,419m)を経て銅山峰に至る。登山者が多く,西条市や周辺の小・中学校,高校の集団登山によく利用されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201541