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塩塚山
【しおづかやま】


宇摩(うま)郡新宮(しんぐう)村と徳島県三好郡山城町との境にある山。標高1,043m。三波川帯川口層の結晶片岩類からなり,新宮村側の緩斜面は塩塚高原と呼ばれ,舟窪という凹地もある。昔から「樹木生せず,只,草茅を生ず」(伊予国宇摩郡地誌)とされ,屋根ふき用のカヤや牛馬の草刈場として利用されてきた。冬は積雪量が1m前後となり,スキー場ともなってきた。昭和41年から乳牛の牧場として発展してきたが,牛に病気が出たため閉鎖された。昭和47年から同村大字新瀬川に新宮少年自然の家が開設され,小・中学生の登山コースとなり,同52年度からは自然休養村事業の一環として高原野菜などを栽培する学童農園も開かれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201597