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神田中川
【じんだなかのかわ】


北宇和郡津島町中央部を南から北に流れる川。岩松川の支流。延長6.5km。流域には狭小な谷底平野がみられ,神田(じんだ)・中川(なかのかわ)の2集落が立地する。神田は昭和27年33戸・185人の集落が,同50年には9戸・23人に縮小した典型的な過疎集落である。流域の山林は,昭和30年代までは地元住民の製炭原木に利用されていたが,燃料革命の結果,製炭業が衰退したことが,人口流出の一原因となった。谷底平野の水田も挙家離村の続出によって,大部分が植林された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201800