近見山
【ちかみやま】

今治(いまばり)市近見にある山。標高243.7m。市街地の北西2kmにあり，市街地・来島(くるしま)海峡などの展望にすぐれ，瀬戸内海国立公園に含まれる。登山口は７か所あり，展望台下までバス便もある。山頂近くには近見（石井）山城跡や，円明寺跡があり，山麓には古墳も多い。同山の公園化は明治・大正期から行われたが，本格的には昭和26年の登山道改修からで，同31年ドライブウエーに着工，同36年にはホテル海山荘が完成して国鉄の周遊地に指定され，同38年にはビジタースセンターが完成した。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7202125