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銅ケ鳴
【どうがなる】


西宇和郡保内町と八幡浜(やわたはま)市北部の日土(ひづち)町との境にある山。標高766.8m。四国山地の西端をなし,同山地は西南西4.5kmの雨乞(あまごい)山(499.2m)を経て急激に高度を下げ,佐田岬半島となる。三波川系結晶片岩からなり,各所に含銅硫化鉄鉱を胚胎,江戸期には南麓日土町に今出銅山,明治~大正期には北麓磯崎(いさき)に銅ケ鳴銅山が開かれた。標高400mから山頂にかけてはスギ・ヒノキを中心とする民有林となり,宇和海北東部の川之石湾に注ぐ2級河川宮内川の水源地である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7202241