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麓川
【ふもとがわ】


喜多郡内子(うちこ)町中央部を北から南に流れる川。源を内子町大字石畳の麓に発し,南流して城廻(しろまわり)で中山川に合流する。延長12.5km。旧満穂(みつほ)村を流れるので,満穂川ともいう。流域には旧満穂村を構成した石畳,袋口(ふろく),河内(かわのうち),論田(ろんでん)の4つの大字がある。谷底平野がほとんどみられないので,集落は山腹緩斜面に立地する。主農副林の集落が多く,換金作物としてはタバコ・シイタケ・クリがある。昭和35年ころまではクヌギの原木を利用した木炭生産が盛んであったが,燃料革命によって衰退。クヌギはシイタケの原木に転換した。高度経済成長期には松山・大阪などに挙家離村したものが多く,過疎集落が多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7202942