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八幡山
【やわたやま】


越智(おち)郡吉海町大島の中央部にある独立峰。標高215m。山頂は2つに分かれるが,山容は美しく大島富士の名がある。山頂からの展望もすぐれ,来島(くるしま)海峡,燧(ひうち)灘はじめ,中国路から石鎚山も遠望する景勝地で,昭和19年に国名勝となっている。山頂付近からは弥生中期以降の大量の土器や石器が出土し,高地遺跡として注目されている。山麓には数多くの古墳も分布し,大島の古代文化の中心とみられる。西麓には村上水軍の信仰厚く,近世には大島全村の総氏神であった大亀(おおき)八幡神社がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7203535