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巨瀬川
【こせがわ】


浮羽郡浮羽町から久留米市へ流れる1級河川。流長24.8km,流域面積81.7km(^2)。筑後川水系に属する。八女(やめ)郡星野村との境界付近からの流れが,浮羽町妹川で巨瀬川となり北流した後,流川と朝田の境界辺りで西に向きを変え,以後,筑後川と並行するように浮羽郡吉井町・田主丸町を経て久留米市に入り,筑後川の旧河道に引かれた三井郡北野町との境界上を流れて,久留米市善導寺町飯田と北野町大城の境で筑後川に注ぐ。もと小瀬川とも書き,古くから灌漑水路として重要性を持ち,河岸には弥生時代からの遺跡も多く,江戸期には吉井町域まで舟運に利用された。昭和44年の大水害以来,流路の復旧改修工事が進み,上流の浮羽町藤波地区に県営藤波ダムが建設中。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211162