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夏井ケ浜
【なついがはま】


遠賀(おんが)郡芦屋町山鹿の北部にある響灘に面した海岸。全長約4km。海食台の岩浜と砂丘をもつ砂浜を形成し,砂丘上にはハマオモト(ハマユウ)の自生群落があり,昭和35年,県天然記念物に指定された。砂丘の丘陵地帯には縄文時代から歴史時代に及ぶ遺跡が多数分布し,夏井ケ浜遺跡として知られ,縄文時代~弥生前期の貝塚,鉄剣・鉄鋤・鉄斧などを含んだ古墳時代の箱式石棺,中世の土師器・宋銭などが発掘されている。海岸一帯は玄海国定公園に含まれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213414