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鼻栗瀬
【はなぐりせ】


粕屋郡新宮町の磯崎鼻沖合7.3kmの相島の鼻面(はなづら)半島東方200mにある小岩礁。潮の干満に隠見するハナレ瀬から突出する。花栗瀬とも書き,東西に通じる大きな洞穴があるので洞島(ほらしま)あるいはメガネ岩とも呼ばれる。「続風土記」には,「満山立岩也。其岩方なる柱を立ちならへたるか如し。高さ海の上十間許り,周囲六十間許,洞の内高さ五間許,横一間余あり。其中小舟にのりて通行す。凡かうやうの洞は諸国にもまれ也。尤奇異なる所也」とある。鼻面半島の突端ミナトベラとともに釣人に知られ,チヌ・バリなどの魚影が濃い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213868