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浜野浦川
【はまのうらがわ】


東松浦郡玄海(げんかい)町西部を流れる川。上場(うわば)台地に端を発し仮屋(かりや)湾に注ぐ。延長1.5kmの小河川。「東松浦郡村誌」の浜ノ浦村の項に「下ノ川(現浜野浦川)水源ハ村ノ巽位大薗溜池ヨリ出テ字下川ニ流テ下ノ川トナル 舟筏通セス」とあり,古くは下ノ川といった。流域は玄武岩の溶岩台地で,その風化土は赤色をなし,雨が降れば川水が赤く濁る。伝説によれば,松本家の始祖良徹が宿敵吉田某を斬り,血刀をこの川で洗ったので川の水が赤く濁り,鏡を水神に供えたところ,清水になったという。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7218274