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上床高原
【うわとここうげん】


平戸市の山中町・宝亀(ほうき)町・深川町にまたがる草原。標高405.7m,面積は100haを超える。平戸島を縦走する東側の山地列に含まれ,北側の川内峠と連続する。一帯は山野が多く,西方に平戸島最高峰の安満岳が連なり,島の中とは思えない雄大な景観である。東方に海を隔てて北九十九島が眺望でき,高原のスケールの大きさとあいまって平戸島で有数の景観が楽しめる。昭和54年から周辺の山岳地域を含めて自然休養村地域となりその中心で,登山口の山中バス停近くには一帯の案内板がある。高原内には,休養村の管理棟や遊歩道が通じ,ハイキングの適地。草原は牧場・牧草地にも利用され,平戸市畜産公社の牧舎や放牧場が造られ和牛が放牧されて上床牧場とも呼ばれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219709