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大池
【おおいけ】


南高来(みなみたかき)郡南有馬町白木野名中谷にある池。鳳上岳のすそ野に広がる玄武岩台地上に位置する。周囲840m,東西330m・南北110m,面積8町歩。この池より水を受ける水田40町歩。南有馬町では河川が短く,水量が少ないので干害を受けることが多く,大小合わせて700余の灌漑用池がある。その中で最大の池。伝説によると松倉豊後守重政の命により築堤されたという。現在,池の所有権者46名,田の所有高に応じて古井樋下甲・古井樋下乙・新井樋下甲・新井樋下乙の4つに区分し,古井樋下と新井樋下は水の使用量に差がある。また,池の工事費および管理費用も上記区分により負担割合が異なり,池の所有権は大池所有権者以外の土地所有者に売ることを禁止している。池の管理は総代5名・井樋役1名の役員を選出して,その運営にあたっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219791