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蔭ノ尾島
【かげのおじま】


香焼(こうやぎ)島の北端にあり,西彼杵(にしそのぎ)郡香焼町に所属する。昭和17年以前は面積0.29km(^2)の島であった。島は第三紀の砂岩からなり,標高70m以下の台地である。鎌倉期には蔭呂宇島とみえる(深堀文書)。江戸期は佐賀藩深堀領に属し,漁業が中心であった。承応2年に蔭ノ尾台場が設置されている。昭和42~47年の長崎外港埋立(61.7ha),同45年の三菱重工長崎造船所香焼工場のドック建設に伴い,蔭ノ尾集落は堀切・深浦に集団移転し,旧島は100万tドックの工場用地と変化している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220100