100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

頭ケ島
【かしらがしま】


中通島の北東にある小島。南松浦郡有川町に所属する。面積1.84km(^2)。有川町友住郷の北方に位置する。主に砂岩・凝灰質岩(五島層群)からなる。無人島であったが,安政6年に鯛ノ浦のキリスト教信者が移住し開拓したといわれる。信者の深い信仰心による献身的な労働により,全国でも珍しい石造りの頭ケ島教会が大正8年4月に落成した。昭和56年4月には上五島空港が完成,同時に頭ケ島大橋が架けられ中通島と陸続きとなった。そのため島は一変し,生活環境が良くなった。産業は一本釣りによる漁業が主体で,農業は自給自足である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220130