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神浦川
【こうのうらがわ】


西彼杵(にしそのぎ)半島の西彼杵郡外海(そとめ)町を流れる2級河川。三方山に源を発し,多くの支流を合わせて扇山大中尾郷の南方の渓谷を通り,下流は神浦本郷を貫流し,角力灘に注ぐ神浦川水系の本流。流路延長9km・流域面積28km(^2)。この河川地形の特色は,準平原上に幅広い谷をつくって流れていた河川が隆起によって浸食が復活し,深い谷をつくっていることである。これは上流に特に顕著。中流から下流にかけての河谷は両岸が非対称に現れてくる。すなわち左岸は上流と同じ地形であるが,右岸は数段の河岸段丘を伴っている。したがって南面する右岸に多くの耕地が開かれ,集落が立地している。下流には谷底平野,河口には海岸砂州が発達している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220645