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小森川
【こもりがわ】


佐世保市東部三川内地区から早岐(はいき)瀬戸へ流れる2級河川。流路延長10.48km・流域面積28.26km(^2)。水源は佐賀県(西有田町)との県界で,途中で左岸から江永川,右岸から日出川・鷹巣川を合流している。流域の地質は第三紀層砂岩・頁岩および沖積層で一部玄武岩もみられる。上流部にある木原山・江永山・三川内山には旧平戸藩の御用窯として知られる三川内焼の産地がある。中流域の三川内から早岐地区に入る所は蛇行が著しい。昭和44年には鷹巣川に下の原ダムが完成し,佐世保の飲用水として利用されている。対岸の花高地区には同46年に県住宅供給公社が宅地造成・分譲を行い大型団地ができた。河口付近は17世紀中頃に平戸藩の直営で新田開発が行われた。明治30年九州鉄道早岐駅の開設で急速に市街化が進んだ。右岸の早岐駅周辺には国鉄早岐機関区・保線区・工事区・客貨車区の建物が並んでいる。河口付近には国鉄大村線と国道205号の橋が並行して架かる。早岐東部区画整理事業の計画が進行中で,道路整備や宅地造成が進み大型スーパーが進出している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7220806