100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

志佐川
【しさがわ】


北松浦半島北部を流れる2級河川。佐賀県との境に位置する国見山を水源とし,ホウキ川・長野川・黒岩川・寺川などの支流を合わせて上流から北西に流れ,松浦市志佐町で伊万里湾に注ぐ。流路延長11.48km・流域面積45.0km(^2)。松浦市内最大の河川であり,当川に並行して南方に国見断層,北方に長浜断層が走る。その蛇行した谷間は七曲がりと称した。分水嶺が海岸に近く,また河床勾配が急で流勢が激しいため,多量の土砂の流出を伴う。その土砂が河口に沖積平野を,河口の東には砂浜海岸を形成する。流域では稲作のほか,飼料作物としてイタリアン・燕麦栽培が行われている。毎年6~9月の鮎釣りは有名である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7221028