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三ツ島
【みつしま】


対馬の最北端にあり,北ノ手島・高ノ島・大島の3島の総称。鰐浦の北方約4km,三ツ島の東方に韓崎,鯨瀬,畳瀬,鳥島があり,西南に南風ノ波瀬が白波をたてこれらが飛石のように並んでいる。いずれも無人の小島で,最大の大島が周囲およそ500m,これに三ツ島灯台がたっている。灯台の設立は明治27年,南端の神崎(厳原(いずはら)町豆酘(つつ))と同時であった。本州および九州から朝鮮へ航行する船舶の重要な航路標識となるもので,北緯34°44′,東経129°27′に位置する。三ツ島の南約3km隔てて海栗(うに)島,海老島が横に並び,その東に九ノ下(久ノ下)崎が突出し,この海栗島と三ツ島の間が沿岸を航行する船の通路であるが,潮流が激しく難所とされている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7223001