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恋路島
【こいじしま】


水俣市水俣港の入口,明神崎の南西にある無人島。面積0.26km(^2),周囲2.8km,最高地点の標高37.4m。地質は旧期輝石安山岩からなる。「こきしま」ともいい,「地名辞書」には「小路(ころ)島」と見える。明治期から第2次大戦前の地図には「小路(こき)島」とあり,戦後は「恋路島」と記されるようになり,昭和26年の国土地理院の地形図には「恋路(こき)島」とある。「葦北郡誌」では一名「古木島」ともあり,島内の恋の浦は,天正初期,肥前竜造寺氏と島津氏との合戦の日,薩摩の将河上左京が船出し,左京の妻が武運を祈った所という。恋の浦と小路島を結びつけて恋路島と記されたものとみられる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7225063