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砂川
【すながわ】


八代(やつしろ)平野北部を流れる2級河川。上流部では舞鴫(もうしぎ)川・白岩川・稲川などの諸支流を合わせて南流し,下益城(しもましき)郡小川町西海東の宮園付近で西流に転じ八代海に注ぐ。流路延長13.2km,流域面積28.0km(^2)。上流域は肥後変成岩類・宮原花崗岩帯で,浸食が進み盆地をなす。河床に土砂の堆積が著しく,川名もこれに由来。典型的な天井川で,ショウケ川の異名をもつ。昭和46・47年の大水害後,改修事業が行われ,洪水調節と灌漑を兼ねる自動堰7基が造られた。19世紀なかばまで舟運があり,小川町は山産物と海産物の集散地として栄えた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7225994