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戸馳島
【とばせじま】


宇土(うと)半島先端の南方にある島。宇土郡三角(みすみ)町に属する。東西約3.5km・南北約3.7km,面積6.92km(^2)。昭和60年の世帯数540・人口1,132。島の北半は旧期輝石安山岩からなり,南半は中生代白亜紀の浦河統,ヘトナイ統からなる。縄文時代の辺田貝塚・浜の洲貝塚,古墳時代の辺田古墳群・鬼塚古墳群・丸子島古墳,中世の道の峰貝塚がある。江戸末期,島南部に干拓により片島新地(約70ha)が完成。現在戸馳島の内潟ではキンギョ草・宿根カスミ草・マーガレット・スイートピー・バラなどをビニールハウスやガラス温室を使い18ha栽培,年間売上げは約2億円。ミカンは三角町の生産量の約1割を占める。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7226614