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菜切川
【なきりがわ】


玉名地方北部を流れる2級河川。小岱山の西麓に源を発し,荒尾市川登・菰屋(こもや)を経て南流し,玉名郡長洲町で浦川を合わせて有明海に注ぐ。流路延長7.9km,流域面積21.5km(^2)。上流部の荒尾市樺では硯川と称する。平常の流量は少ないが,氾濫しやすく,風化した花崗岩の土砂を流出するため天井川を形成しやすい。下流一帯は,慶長12年と寛文4年の干拓で陸化された。川名も慶長12年,加藤清正の干拓事業による菜切塘に由来。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7226858