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茜川
【あかねがわ】


大野郡の北部を西から東へ流れる川。大野川水系。1級河川。大野町の鎧(よろい)ケ岳に発し,茜で十時(ととき)川を,後田(うしろだ)で広戸(ひろと)川を,千歳(ちとせ)村新殿(にいどの)で田口川を合して東流,犬飼町犬飼で大野川に流入する。「豊後国志」に,「大野郷藤北の衆渓水,宮迫・三木・茜・萩尾を過ぎて,東北に折れ,漆生・長峯・田原の北を経て大野川に入る」とある。延長12.546km・流域面積35.7km(^2)。千歳村新殿付近を除いては平地に乏しく,下流には遷急点があり,峡谷をなす。頭首工48・灌漑面積139.99ha。十時川は大野町北東部の沢田に発し,ほぼ南流して茜の菅田(すげた)で茜川に合流する。延長6.1km・流域面積7.3km(^2)・頭首工16・灌漑面積32.0ha。上流の師田原(しだわら)に師田原ダムが建設された。広戸川は町南部の代三五(だいさんご)山西麓に発して北流,代三五・広戸・中道を経て,後田の東方で茜川に入る。中道川ともいう。延長3.8km・流域面積4.0km(^2),頭首工12・灌漑面積18.8ha。田口川は千歳村西北部の田口山東麓に発し,南東流,田口・船田を経て,新殿で茜川に流入する。延長2.5km・流域面積2.1km(^2)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7228447