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安岐川
【あきがわ】


国東(くにさき)半島南部を東流する川。西国東郡大田村大字俣水(またみず)字赤水(あかみず)に発し,東国東郡安岐町大字山浦を経て同郡の成久(なりひさ)・湊に至る。流長21.16km。2級河川。「東国東郡村誌」に,「夏季鮎及鰻ノ漁多シ。流域ハ灌漑ノ便アルヲ以テ地味肥沃ナル郡内第一トス。西安岐,安岐ハ其最タリ」とある。昭和36年10月25日の集中豪雨で大氾濫を起こした。死者17人・行方不明7人を出したのをはじめ,流域の民家41戸が流失,147戸が全半壊の被害を受けた。また同河川の堤防100か所が4kmにわたって決壊し,洪水で道路120か所・橋32が被害を受けた。被害の大きかったところは下流部の小川・下原(しもばる),それに安岐駅一帯であった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7228471