浅内川
【あさうちがわ】
大分郡野津原(のつはる)町の南東部から北流する川。野津原町の通称,浅内溜池の北麓の窪地に発して北流し,長者原の岩をえぐり,吉熊の集落の下で七瀬(ななせ)川に注ぐ。流域にはほとんど人家がなく,針葉樹・草原・岩床とわずかの田畑の中を流れる。浅内の地名の由来は不詳。この川の合流点に近い吉熊の黒山遺跡からは,縄文早期~前期のもので,石器106点を出土。うち石鏃15・磨石1・敲石12があり,住居地帯と推定されている。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7228490 |