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市杵島
【いちきしま】


杵築(きつき)市の東,奈多(なだ)八幡宮の社前から海上約1.5kmの沖にある花崗岩の小島で,標高2.7m。市杵姫命着船の島と伝えられる。長い年月の波浪と慶長の津波に削られ,島は骸骨のようになっている。宇佐行幸会の時,薦で作った束帯の装束36と法体の装束36とを海中に投じて竜宮城へ遷し奉るという慣行の行事が行われたところで,島には鳥居が立っている。夏期,社殿前の砂浜からこの島の南側の海は海水浴に利用される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7228728