市園川
【いちぞのがわ】

北川の支流。南海部(みなみあまべ)郡宇目町東部を南流する川。本匠村・直川村との境付近の大字河内(かわち)の山地に発し，南西流して千束(せんぞく)・豊藤(とよふじ)・市園(いちぞの)・宮野・田野・小野(この)・蔵小野(くらおの)を経て，北川に注ぐ。蔵小野川ともいう（豊後国志）。流長13.1km・流域面積20.8km(^2)。支流塩見園川(しおみぞのがわ)を含めて，頭首工79があり，重岡・大平(おおひら)・塩見・河内(かわち)・千束地区119.0haを灌漑している。１級河川。「豊後国志」には，「源は宇目郷神田村より出づ。柿木に至り，酒利川を合す。千束に至り，伏野の水を引く。南行して花木川に合し，市園を経」とある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7228730