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菟狭川
【うさがわ】


古代史料に見える川。「日本書紀」神武即位前紀によると,菟狭国造の祖である菟狭津彦・菟狭津媛は,菟狭の川上に一柱騰宮(あしひとつあがりのみや)を造って天皇を饗したとある。同景行12年9月条には,鼻垂(はなたり)という賊がその川上に勢力を持っていると伝えられている。この川は,今の宇佐市を北流して周防灘に注ぐ駅館(やつかん)川に当たる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7228979