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裏谷川
【うらだにがわ】


雨川ともいう。大分郡野津原(のつはる)町の北西部から中央部に流れる川。野津原町今市のプレジデントゴルフ場の北の窪地を水源として,貝殻ケ岳(507.8m)の北麓,湛水(たまりみず)・廻洲(めぐす)の南から北流し,裏谷集落の南,小岩戸を経て岩下橋の下流で七瀬(ななせ)川に注ぐ。この川は裏谷の集落名が川の由来であるが,本流の七瀬川の裏の川の意味もある。このあたりは「太神系図」によれば,5代大神有綱の長子清綱は吉藤名野津原郷鷲ケ城主になり,その娘の能崎は雨川村に嫁したという。この雨川村は裏谷川沿いの中心集落であったが,現在その面影はない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7229096