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片白島
【かたじろじま】


佐伯(さいき)湾内の無人島。大入(おおにゆう)島中部の東岸にあり,その属島。大入島に接する東島(とうしま)の東約1km。佐伯市大字塩内(しうち)浦。面積2.4km(^2)・標高46m。豊後水道県立自然公園・佐伯市海上公園のうち。礫岩・砂岩が高く露出して,周囲には4合目上にウバメガシを主とする雑木林が繁茂している。西岸は約2反の甘藷畑があったが今は作っていない。ネズミの害が激しいためネコを放置したところネコが多くなり猫島になったが,形がネズミに似ているところから,俗にネズミ島という。500m北西の中瀬との間に船が座礁することがある。水深30m。この付近は磯釣の好漁場のほか,ヒジキ・フノリなどがとれる。夏は夜の遊覧船が周航する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7229712